※(写真)2011/06 Kagawa Naoshima地中美術館 (2012/5/27 更新)
地中美術館は、「自然と人間を考える場所」として、2004年に設立されました。館内にはクロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。アーティストと建築家とが互いに構想をぶつけ合いながら作り上げたこの美術館は、建物全体が巨大なサイトスペシフィック・ワークといえるでしょう。
直島の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設されたこの美術館は、地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して作品や空間の表情が刻々と変わります。
(ベネッセアートサイト直島より抜粋)
この場所は何度来ても愉しめます。
私のお気に入りの場所のひとつです。
直島・宮浦港からは町内バスで、終点のつつじ荘へ
そこからシャトルバスが出ています。
私はここから徒歩で30分くらいで行きました。
海を見ながら山道を歩くのも楽しいですよ。
自転車乗れる人はレンタサイクルもオススメ。
さて、地中美術館の話ですが、
まずは手前にチケットセンターがあり、館内の説明を簡単に聞きます。
それから「地中の庭」というところを通って美術館へ。
地中の庭とは、モネが晩年に好んだ睡蓮や柳など様々な植物が楽しめるスペースであり、
ここも地中美術館の大事な要素となっております。
と、ひと通り植物を愛でていくと、
コンクリート造りのエントランスが見えてきます。
あ、この地中美術館。館内全て撮影禁止です。
ですので、写真はエントランスと庭のみ。ご容赦くださいませ…
建物の設計は安藤忠雄。
私はこの人の作品が大好きなので、もうこれだけでも満足です。
代表的なのが四角形の中庭と三角形の中庭、
一見、無機質なコンクリート造りなのですが、
スリットから射し込む光が、何とも優しくて…
固いコンクリートさえも柔らかく感じさせてくれるのは驚きです。
光のカーテンをまとって。自然と共に生きているようでした。
様々な高さから、様々な角度から見てみると。
感じ方も様々に変わって来て、本当に生きている作品だと思います。
地中美術館には3つの部屋があり、順路は特に定められておらず。
自由に見て回れます。(私が見た順番でご紹介します)
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「ウォルター・デ・マリア」室
(作品名 タイム/タイムレス/ノータイム )
コンクリート造りの壁、奥へ伸びる階段…
部屋の中央には黒い球体。
壁際には金箔貼りの木製彫刻が空間を囲み、
天井の一部がくり抜かれ、自然光が差し込む。
何とも不思議な空間です。
コンクリートのひんやりとした空気なのか、
それともこの空間に感動したからなのか…
入った瞬間にゾクってきました。
この瞬間は私しか居なかったので、
じっくりと観賞できました。
静かなこの空間に響く、私の足音さえも、
天井から射し込む光から作られる、私の影さえも、
芸術に感じてしまう…
そんな錯覚も覚えつつ
静かで、時が止まったかのようなこの空間の中で
今、この瞬間だけしか見れない、光、影、を
しっかり堪能しました。
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「ジェームズ・タレル」室
(3作あります 「アフラム,ペール・ブルー」「オープン・スカイ」「オープン・フィールド」)
数年前に金沢でこの人の作品を知って以来、すっかり魅了されておりまして。
いつもながら楽しみな部屋です。
部屋に入ってまず目に入るのが「アフラム,ペール・ブルー」という作品。
遠くから見ると、光の立方体が見えます。
でも近くで見ると、部屋の角に投影されたものだと分かります。
光の描写などとは少し違う、
光そのものを作品にしている。
そんなところがこの人の魅力かなと思います。
そして、「オープン・スカイ」
タレルの代表作と言える、このシリーズ。
四角に切り取られた天井。
そこから空を眺める、射し込んで来る光を観る。
天気によっても、時間によっても
作品が変わってくる…何度味わっても飽きない空間です。
究極言えば、二度として同じ作品は出来ない訳ですから。
観ている私としても、その一瞬を感じ取ってやろうと、
気合いが入るってものです。
色々、学芸員さんともお話しましたが、
季節によっても、光の柔らかさが違ってくるんですって
日々見ていると、その違いまで感じ取る事が出来るのかぁと感心。
因みに私はまだ見たことが無いのですが、
ナイトプログラムというのがありまして、日没時も観賞する事が出来るそうです。
要予約で金土日のみの開催です。是非行きたいと思っております。
参考HP:http://www.benesse-artsite.jp/chichu/program.html
そして「オープン・フィールド」
入場制限があります、待つ事があるかもしれません。
ここでは靴を脱ぎ、作品のある部屋に通されると…
青い光の長方形とそこに通じる階段があります。
一見なんの事やら分からない空間です。
しかし、案内があり、階段を上っていくと・・・
…!!
敢えて内容は申し上げませんが、驚きでした。
異空間に立っているようで。
本当に不思議な感覚。
光を体で感じる、
そんな空間はこの人の魅力。
しっかり堪能しました。
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「クロード・モネ」室
(「睡蓮の池」「睡蓮-草の茂み」「睡蓮」「睡蓮の池」「睡蓮-柳の反映」)
壁も床も額も全て白で統一された部屋に、モネの「睡蓮」の作品が並びます。
白は良いですね、作品が映えます。
そして、ここも自然光が取り入れられており、
実際の光景が思い浮かび、作品を理解しやすい造りとなっている気がします。
シンプルながらも、いやシンプルだからこそ、
改めて自然の生命力を感じました。
やっぱり、モネはいつ見ても良いですね。
この日もしっかり堪能してきました。
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作品は以上です。
しっかり堪能したら、観賞の余韻に浸りながら、
施設内の「地中カフェ」で一休みが良いでしょう。
瀬戸内海の景色も眺めながら…落ち着きますよ。
自然との共存。
移ろいゆく時間や季節と共に。
いつまでも楽しめる空間だなと思いました。
<データ>
住所 : 〒761-3110 香川郡直島町3449-1
アクセス : 宇野港→(旅客船:15分 フェリー20分@280円)→宮浦港
宮浦港→(町営バス20分くらい@100円)→つつじ荘→(シャトルバスor徒歩)
宮浦港から徒歩30分
船の時刻と、港までのバスの時刻はコチラを参照下さいませ。
http://www.benesse-artsite.jp/access/pdf/inujima-regular.pdf
入館料 : 大人 2000円 ※15歳以下無料
営業時間 : 10:00~18:00(最終入館17:00)/3月1日~9月30日
10:00~17:00(最終入館16:00)/10月1日~2月末日
休館日:月曜日
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